尸者(読み)ものまさ

精選版 日本国語大辞典 「尸者」の意味・読み・例文・類語

もの‐まさ【尸者】

〘名〙 死人の着る衣服で弔問者に会う人。死者に代わり祭を受ける人。
※御巫本日本紀私記(1428)神代下「以鴗為尸者〈曾爾乎毛知弖毛乃万左止須(そにをもちてモノマサとす)〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の尸者の言及

【尸童】より

…神霊が樹木や石などによりついたときには依代(よりしろ)という。神霊ではなく死霊がついた場合は尸者(ものまさ)と呼ばれる。神の意志は清純な童子の口をかりて託宣(たくせん)として示される。…

※「尸者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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