尻答ふ(読み)シリコタウ

デジタル大辞泉 「尻答ふ」の意味・読み・例文・類語

しり‐こた・う〔‐こたふ〕【尻答ふ】

[動ハ下二]矢が命中したような感じがする。
二人ながら一度に射たりければ、箭の―・ふと聞きけるままに」〈今昔・二七・三七〉

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精選版 日本国語大辞典 「尻答ふ」の意味・読み・例文・類語

しり‐こた・う‥こたふ【尻答】

  1. 〘 自動詞 ハ行下二段活用 〙 的に当たったような感じがする。手ごたえがある。
    1. [初出の実例]「弓音すなり。尻答へぬと聞くに合せて、馬の走て行鐙の、人も不乗音にてからからと聞えければ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二五)

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