尾の無い狐(読み)おのないきつね

精選版 日本国語大辞典 「尾の無い狐」の意味・読み・例文・類語

お【尾】 の 無(な)い狐(きつね)

  1. 人、特に、女をだます者。
    1. [初出の実例]「文字通り尾のない狐なる女工募集人に、限りない反抗の矢を放ってゐるではないか」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一六)
  2. ( 男をだまし迷わせるところから ) 芸者娼婦をいう。〔新時代用語辞典(1930)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android