尾僧村
おそうむら
[現在地名]室戸市羽根町 尾僧・登
羽根川河口北西海岸部を占める村で、羽根村の枝村。羽根村に含まれる場合もあるが、元禄郷帳は本田高二八五・〇四六石を記す。全域が安芸郡土居村(現安芸市)居住の家老五藤氏の知行地であったため独立村扱いされ、西の浜の安岡家が代々里長あるいは庄屋を称して監督に当たった。また浦の発展により浦分のみ羽根浦庄屋が統轄したが、その後浦庄屋が羽根村庄屋の兼任になり、尾僧浦には浦老が置かれたこともある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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