尾形裕康(読み)オガタ ヒロヤス

20世紀日本人名事典 「尾形裕康」の解説

尾形 裕康
オガタ ヒロヤス

昭和期の教育学者 元・国士舘大学文学部教授;元・早稲田大学教授。



生年
明治30(1897)年2月29日

没年
昭和60(1985)年1月13日

出生地
福島県信夫郡金谷川村(現・福島市)

本名
尾形 鶴吉(オガタ ツルキチ)

学歴〔年〕
早稲田大学文学部史学科〔昭和5年〕卒

学位〔年〕
文学博士(早稲田大学)〔昭和25年〕

経歴
昭和7年宮内省図書寮嘱託となり、編修官補、御用掛を経て、10年編修官。22年東京国立博物館調査員・技官。26年早稲田大学教育学部教授、42年国士舘大学教授・文学部長、53年定年退職。この間、43年(財)日本私学教育研究所所長。のちアジア文化総合研究所理事長、所長を歴任。日本児童文学史の基礎ないし補完資料の検討に大きな業績を残す。主著に「西洋教育移入の方途」「我国における千字文の教育史的研究」「学制成立史の研究」「近代日本における千字文型教科書の研究」「日本教育通史研究」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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