改訂新版 世界大百科事典 「尿比重計」の意味・わかりやすい解説 尿比重計 (にょうひじゅうけい)urometer 尿比重測定用の浮きばかりをいう。尿中にこの浮きばかりを浮かべ,その目盛を直接読むことによって比重の測定ができる。ただし,この比重は15℃におけるもので,15℃より高いときは3℃上がるごとに比重1を加え,反対に低いときは3℃下がるごとに1を減ずる。尿量が少ないときは被検尿を希釈するが,その比重は1000+(希釈尿比重-1000)×希釈倍数による。最近は,尿比重より尿浸透圧が臨床的に重要視されている。執筆者:小磯 謙吉 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by