尿道括約筋(読み)ニョウドウカツヤクキン

デジタル大辞泉 「尿道括約筋」の意味・読み・例文・類語

にょうどう‐かつやくきん〔ネウダウクワツヤクキン〕【尿道括約筋】

尿道環状に囲む筋線維束。平滑筋内尿道括約筋横紋筋外尿道括約筋があり、蓄尿時には収縮し、排尿時には弛緩しかんする。
外尿道括約筋」の解剖学での呼称

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世界大百科事典(旧版)内の尿道括約筋の言及

【膀胱】より

…逆に,交感神経が緊張すると,膀胱壁の平滑筋がゆるみ,膀胱括約筋が収縮して尿が蓄えられる。これら,膀胱の筋肉は自律神経支配なので,随意的に収縮,弛緩ができないが,膀胱括約筋の少し下にある骨格筋からなる尿道括約筋は,体性神経の支配下にあり,随意的にゆるめることができる。尿【藤田 尚男】 膀胱の病気には奇形,炎症,腫瘍,神経因性膀胱,膀胱尿管逆流,外傷,結石,異物などがある。…

※「尿道括約筋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」