居眠(読み)いねぶり

精選版 日本国語大辞典 「居眠」の意味・読み・例文・類語

い‐ねぶり ゐ‥【居眠】

※宇津保(970‐999頃)蔵開上「御帳の外(と)土居(つちゐ)におしかかりて、ゐねぶりし給へり」

い‐ねぶ・る ゐ‥【居眠】

〘自ラ四〙 =いねむる(居眠)和玉篇(15C後)〕
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)三「いねぶれる人々のひざのしたをさぐり」

い‐ねむり ゐ‥【居眠】

〘名〙 すわったり、腰かけたりしたまま眠ること。何かをしながら、うっかり眠ってしまうこと。いねぶり。かたねぶり。
※中華若木詩抄(1520頃)上「坐睡は、いねむりなり」

い‐ねむ・る ゐ‥【居眠】

〘自ラ五(四)〙 すわるか、腰かけるかしたままでねむる。いねぶる。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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