…ケヤキや桑などの美しい木目を生かす家具や,ヒノキや杉,桐などの木肌を生かす白木の家具は日本独特のものである。 日本の家具は平安時代以来の伝統を受け継ぎ,屛障具が発達し,古くから規格化,建築化の傾向がみられる。〈しつらい〉とは寝殿造における室内構成法で,固定した間仕切や設備をもたない建造物を,使う目的や時に応じて家具を利用して生活空間を設営するシステムである。…
※「屛障具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...