山が上がる(読み)やまがあがる

精選版 日本国語大辞典 「山が上がる」の意味・読み・例文・類語

やま【山】 が 上(あ)がる

大騒動になる。
浮世草子・枕童児抜差万遍玉茎(1751‐64頃)二「女房に手をさいたかささぬか、無証拠ながら物いひとなり、山があがれば外聞が悪いと」
疱瘡(ほうそう)が、最も危険な時期を過ぎる。
浄瑠璃・忠臣一力祇園曙(1798)宮内屋舗「七年跡の疱瘡は、山も上らぬ重い大役、いっそ其時死だらば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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