山下谷遺跡(読み)さんげやいせき

日本歴史地名大系 「山下谷遺跡」の解説

山下谷遺跡
さんげやいせき

[現在地名]いわき市川前町川前 山下谷

夏井なつい川南岸の河岸段丘上に位置し、標高三三〇―三四〇メートル。昭和五〇年(一九七五)山下谷橋架替えに伴う取付け道路敷設工事にあたり、発掘調査が行われた。覆土は七〇センチから九〇センチと比較的深く、縄文時代後期末から晩期末までの土器片が約一万五千点出土した。文化層は四期に区分され、最下層より縄文時代後期末から晩期初頭の炉跡、下層からは晩期初頭の墓跡一四基が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android