spicule ,sclerite
さまざまな動物群の体内にある微小な硬組織の総称。その形態や分類基準としての重要性は分類群によって異なる。海綿動物では骨針とも呼ばれ,これが集まって骨格を形成する。CaCO3・SiO2などからなり,100~1,000µmの大骨針とその1/10くらいの微小骨針がある。骨針の形や大きさは分類上重要である。八放サンゴ類では共肉中に存在し,スクレライト(sclerite)と呼ばれる。これが密集して堆積物をつくることがある。このほか,放散虫・ウニ・ヒトデ・ナマコ類等にも発達している。
執筆者:森 啓
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
… 海綿動物はわずかな数種を除いてはみな骨格をもっている。骨格は種類によって違うが,多くの場合には骨片spicule(針骨)という炭酸カルシウムまたはケイ素化合物からなる多数の小体であるが,またある種類では角質様の繊維が構成する不規則な立体的網目細工(これが普通に市販されている海綿である)をなす。 腔腸動物のうちではサンゴの類だけが骨格を有し,しかもそれは風変わりな骨格である。…
※「骨片」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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