山内房吉(読み)ヤマウチ フサキチ

20世紀日本人名事典 「山内房吉」の解説

山内 房吉
ヤマウチ フサキチ

大正・昭和期の文芸評論家



生年
明治31(1898)年3月8日

没年
昭和27(1952)年7月29日

出生地
岐阜県恵那郡

学歴〔年〕
同志社大学卒

経歴
大正10年著作家組合に勤め、13年「解放」編集責任者、同年12月の日本プロレタリア文芸連盟創立に尽力。昭和2年「文芸戦線同人、3年「ナツプ」に加盟した。プロレタリア思想の先駆的評論家。著作に「社会思想解説」「プロレタリア文学理論と実際」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の山内房吉の言及

【解放】より

…定価は50銭。第1次よりもはるかに社会主義の色彩が強く,山内房吉,青野季吉らによってプロレタリア文学の発表の場となった。27年5月から一時期江口渙,小川未明らの日本無産派文芸連盟の機関誌となり,その後山崎の自由奔放な編集で体裁を変えながら33年ころまで刊行された。…

※「山内房吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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