山口釜屋村(読み)やまぐちがまやむら

日本歴史地名大系 「山口釜屋村」の解説

山口釜屋村
やまぐちがまやむら

[現在地名]根上町山口町やまぐちまち

根上村の西の砂丘上に立地。元和年間(一六一五―二四)越前三里さんり浜から移住した人々によって製塩が行われたのが村の起りと伝える(根上町史)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると村高はなく、小物成として猟船櫂役二〇匁(うち一〇匁出来)、外海網役五六匁(うち二八匁出来)、塩釜役五四匁、塩役六八匁八分(出来)を負担(三箇国高物成帳)。天保一三年(一八四二)の村御印物成等書上帳では散小物成として尻巻網役・板舟役を負担。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android