根上町(読み)ねあがりまち

日本歴史地名大系 「根上町」の解説

根上町
ねあがりまち

面積:一三・五七平方キロ

手取川下流から河口にかけての南岸に位置し、東は寺井てらい町、南は小松市、北は美川みかわ町に接し、西は日本海に面する。弘仁一四年(八二三)三月、越前国の江沼えぬま加賀二郡を割いて加賀国が成立し、六月江沼郡北部が能美郡となった。当町は能美郡兎橋うはし(和名抄)に属したと思われ、平安後期以降は郡家ぐんけ(板津庄)に含まれた。同庄は根上町南東部から寺井町西部および小松市北端部に比定され、当町域には任田とうだ郷などが成立していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android