20世紀日本人名事典 「山地土佐太郎」の解説
山地 土佐太郎
ヤマジ トサタロウ
大正・昭和期の実業家 太平洋海運会長;貴院議員。
- 生年
- 明治11(1878)年12月26日
- 没年
- 昭和33(1958)年2月2日
- 出生地
- 東京・京橋
- 出身地
- 高知県
- 学歴〔年〕
- 高小中退
- 経歴
- 小学校を中退して家業を手伝い、明治27年高知市の入交太次平商店に入り、のち大阪支店長を務める。宇美炭鉱支配人を経て、大正5年明治物産と山地汽船を設立。続いて7年スマトラゴム拓殖、昭和12年極洋捕鯨を興し、これらの社長を務めた。南米各地、南洋方面の視察に絶えず出かけ、26年太平洋海運を設立。一方、馬政家、馬術家でもあり、大正13年農商務省馬政委員会委員に選出されたほか、日本乗馬協会評議員、日本競馬会評議員、東京乗馬倶楽部副会長などを歴任。昭和21年貴院議員となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報