デジタル大辞泉の解説
か‐ぎょう〔‐ゲフ〕【家業】
2 代々、その家に伝わってきた職業。また、世襲的に継承していく技術や才能。「
… 第1に,〈生産〉や〈職業〉と対比される固有の〈家事〉領域の成立が挙げられよう。たとえば農業近代化以前の自給的農家においては,家事は農業生産と密接に結びつき,両者は〈家業〉として一体化されており,どこまでが家事でどこからが生産であるか,はっきり線を引くことができない要素があった。しかし,近代化の進行とともに工業化・商品化・被雇用労働者化が進むにつれて,〈家業〉は変容し,家庭内の私的な消費生活を受け持つ固有の〈家事〉と,外で社会的生産労働に携わりその対価として貨幣を稼ぐ〈職業〉とに分離した。…
…17世紀以降,商人や職人の家屋の軒先に屋号,商品,商標などをデザイン化した暖簾を出すのが一般的になった。商人や職人が暖簾を重視するようになったのは,家業という特定の営業権や技術をもつ経営が成立していったことによる。家業として認められた営業を持続するために,主人と奉公人たちは擬制的家族関係の意識をもって経営を維持するようになり,また拡大するさいは暖簾分けという営業権の分与がなされていった。…
※「家業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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