山岡次郎(読み)やまおか・じろう

朝日日本歴史人物事典 「山岡次郎」の解説

山岡次郎

没年:明治38.2.19(1905)
生年嘉永3(1850)
明治期の化学者。福井藩出身蕃書調所英語を教えたのち,明治4(1871)年アメリカ留学,化学を学ぶ。10年東大助教授,のち農商務省技師として,染色技術などの開発指導に当たり,また東京教育博物館が高等師範学校所管となったのちにその館長を務める。のち大蔵省税関鑑定官などを歴任する。

(村上陽一郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山岡次郎」の解説

山岡次郎 やまおか-じろう

1850-1905 明治時代の化学者。
嘉永(かえい)3年生まれ。もと越前(えちぜん)福井藩士。アメリカに留学し,明治10年東京大学助教授。農商務省技師,大蔵省税関監定官などをつとめた。東京化学会創立委員。明治38年2月21日死去。56歳。

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