精選版 日本国語大辞典 「嘉永」の意味・読み・例文・類語 かえい【嘉永】 江戸末期孝明天皇の代の年号。弘化五年(一八四八)二月二八日改元。嘉永七年(一八五四)一一月二七日安政と改元。将軍徳川家慶(いえよし)、家定の時代。出典は「宋書志」の「思皇享多レ祐、嘉楽永無レ央」。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本の元号がわかる事典 「嘉永」の解説 かえい【嘉永】 日本の元号(年号)。江戸時代の1848年から1854年まで、孝明(こうめい)天皇の代の元号。前元号は弘化(こうか)。次元号は安政(あんせい)。1848年(弘化5)2月28日改元。孝明天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『宋書(そうじょ)』を出典とする命名。嘉永年間の江戸幕府の将軍は徳川家慶(いえよし)(12代)、徳川家定(いえさだ)(13代)。1853年(嘉永6)、ペリー提督が率いる米国の東インド艦隊が浦賀沖に現れ、開国と通商を求めた。翌1854年(嘉永7)、幕府は日米和親条約を締結。嘉永から安政にかけて、日本各地で大地震が続発した。 出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報