山津田村(読み)やまつだむら

日本歴史地名大系 「山津田村」の解説

山津田村
やまつだむら

[現在地名]吉永町今崎いまさき

八塔寺はつとうじ川左岸、山寄りにある。北・西は神根本こうねほん村、南は小板屋こいたや村。慶長一八年(一六一三)の和気郡御勘定帳に神根内として村名がみえ、物成七二石余、夫米四石余。寛永備前国絵図によれば高九五石余。「備前記」に枝村として竹藤たけとうが載る。「備陽記」では田畑九町二反余、家数三三・人数一七九。文化年間の「岡山藩領手鑑」によると、直高一六四石余で御学校領。二口高一二九石余・残高一一二石余、反別田三町八反余・畑五町一反余、家数三二、うち三石みついし(現備前市)の光明寺宝珠ほうじゆ院檀家二八、金谷かなだに村の金克寺正光しようこう院檀家一、西片上にしかたかみ(現備前市)正覚しようかく寺檀家三、人数一二一、うち鍛冶二、牛七、猟師鉄砲六、宮一(今伊勢神社)、辻堂一、土橋一、池四、古城跡一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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