山鳥のはつおの鏡(読み)やまどりのはつおのかがみ

精選版 日本国語大辞典 「山鳥のはつおの鏡」の意味・読み・例文・類語

やまどり【山鳥】 の はつおの鏡(かがみ)

  1. ( 光沢のある雄の山鳥の尾に、谷をへだてた雌の影がうつるというところから ) 尾が光って影が映るのを鏡にみなしていったもの。異性への慕情のたとえに用いられる。山鳥の尾ろの鏡。
    1. [初出の実例]「山鳥のはつをの鏡かけふれて影をだにみぬ人ぞ恋しき」(出典:散木奇歌集(1128頃)恋上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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