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平安後期の歌人源俊頼(としより)の自撰(じせん)家集。10巻。晩年の1128年(大治3)ころの成立。1622首(うち重出歌3首)を勅撰集仕立てに部類した整然たる全歌集の形態をとっている。書名の「散木」は役にたたぬ木材の意で、歌道の権威でありながら不遇に終わったことへの自嘲(じちょう)が込められる。『万葉集』以来の古典に精通し、卑俗を恐れず表現の新奇、歌境の拡充を図った歌人だけに、難解な綺語(きご)、俗語を多用して、独自の新風を展開している。豪奢(ごうしゃ)な自然観照、清新な叙景歌など、歌風は多彩にわたる。
[近藤潤一]
『関根慶子著『散木奇歌集の研究と校本』(1952・明治図書出版)』▽『関根慶子著『中古私家集の研究』(1967・風間書房)』
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