岡別府村
おかべつぷむら
大崎郷井俣村の西にあり、南は同郷永吉村・仮宿村、北は志布志郷原田村(現有明町)。村域の大半はシラス台地上にあり、井俣村にかけて五色糸原が広がっていた(三国名勝図会)。南西部を大橋川(持留川)が南東に流れる。永吉村・仮宿村内に飛地があった(日向地誌)。村名は岡別符・岡之別府とも記され、「おかんびゅう」ともよばれた。文明五年(一四七三)六月日の田代清定目安(田代家文書写)には、清定が島津久豊から宛行われた地として救仁郷内の「岡之別府ノ門」四反がみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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