岡小路村(読み)おかしようじむら

日本歴史地名大系 「岡小路村」の解説

岡小路村
おかしようじむら

[現在地名]八代市岡町小路おかまちしようじ

竜峰りゆうほう(五一七メートル)西麓に位置し、山麓傾斜とその西方に広がる水田地帯からなる。南西猫谷ねこだに村に接する。慶長国絵図に村名がみえ、正保郷帳では田方五二一石六斗余・畠方九二石一斗余。種山手永に属し、「国誌」は鞍谷・秋永・境・筒井・平・初田などの小村を記す。延宝七年(一六七九)種山手永会所が置かれ、当村出身の権右衛門が元禄九年(一六九六)まで惣庄屋を勤めた。文化一四年(一八一七)から文政七年(一八二四)まで惣庄屋を勤め、鹿子木量平と協力して七百町新地築造に専念した平野角次も当村の出身。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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