日本歴史地名大系 「岡林遺跡」の解説 岡林遺跡おかばやしいせき 新潟県:小千谷市千谷村岡林遺跡[現在地名]小千谷市千谷 岡林千谷(ちや)の旧家岡元家の祖墳と伝えられる古塚。直径約一〇メートル、高さ約二メートル。頂部には自然石に刻した四個の石卒塔婆が建つ。うち三個に貞和六年(一三五〇)三月三日・同一一月二一日・元和二年(一六一六)の年紀が刻まれている。昭和三九年(一九六四)の発掘調査で、火葬人骨片と木炭を含んだ黒色土層の広がりがみられ、室町時代書風の一字一石の経石約一〇〇個、六文銭などが出土した。別のトレンチからは土師器・須恵器の破片約一〇個と鉄片三個を検出。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報