日本歴史地名大系 「岩城領検地目録」の解説 岩城領検地目録(四郡検地高目録)いわきりようけんちもくろく 成立 文禄四年写本 江尻光昭解説 中世以来の岩城氏領でも文禄四年に検地が行われ、菊多郡・磐城郡・磐前郡・楢葉郡の村々の高が記され、四郡の総高は八万八千三七〇石余である。中世以来の村々が分化していく過程がみられると同時に岩城領小物成目録(秋田県立秋田図書館蔵)が作られており、塩竈・船・桑・綿・楮・鍛冶屋などの分布を知ることができる。活字本 「いわき市史」第二巻に表化されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報