島内村(読み)しまうちむら

日本歴史地名大系 「島内村」の解説

島内村
しまうちむら

[現在地名]えびの市島内

馬関田まんがた郷の川北かわきた村の南に位置し、川内せんだい川が大きく湾曲する南岸地帯にあたる。江戸時代には馬関田郷に属した。寛文四年(一六六四)の諸県郡村高辻帳に嶋中しまなか村とあり、表高七七七石余。「三州御治世要覧」では島内村とあり、内高一千一一八石余。旧高旧領取調帳では島内村は高一千一六二石余。宮之城島津家の持切在で、近世後期の現壱所持私領高并持切在散高取調帳(島津家文書)では高一千一六二石余。元治元年(一八六四)一月、同家島津図書(島津久洪)持切の当村の山野地が真幸組御蔵を造立するための用地となった(旧記雑録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android