川原島新田(読み)かわはらしましんでん

日本歴史地名大系 「川原島新田」の解説

川原島新田
かわはらしましんでん

[現在地名]前橋市川原町かわはらまち敷島町しきしまちよう緑が丘町みどりがおかまち

利根川の中洲に成立した村と思われ、「郡村誌」の群馬郡のうちに村名があり、疆域は「東ハ利根川ヲ界シ勢多郡関根村荒牧村ト対シ、西北亦利根川ヲ以テ域リ漆原村ニ面ス、南亦利根川ヲ以テ界シ植野村ニ対ス」と記される。同書によれば、寛文年間(一六六一―七三)漆原うるしばら(現北群馬郡吉岡村)の地先を開発して成立したと伝えるが、近世を通じ郷帳類に村名が現れない。天明三年(一七八三)の浅間山噴火に際しては、「田畑泥入」の被害を受けた(浅間嶽焼荒記)。同六年七月には潰家四軒・深水入二五軒の被害を受けている(松平藩日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android