川口栄作(読み)カワグチ エイサク

20世紀日本人名事典 「川口栄作」の解説

川口 栄作
カワグチ エイサク

大正・昭和期の養蚕学者,農学博士 宇都宮大学学長。



生年
明治28(1895)年1月

没年
昭和28(1953)年3月1日

出生地
静岡県

学歴〔年〕
北海道帝大農学部〔大正8年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔昭和4年〕

主な受賞名〔年〕
養蚕学賞「絹糸虫の細胞遺伝学的研究」

経歴
大正12年九州帝国大学助教授、15年欧米留学、ベルリンではカイゼル・ウィルヘルム生物研究所で蚕の細胞学を研究、昭和3年帰国。8年北海道帝大教授に転じ、養蚕学第3講座を担当。17年農学実科主任、20年付属農場長、23年宇都宮農林専門学校長、24年宇都宮大学長となった。日本養蚕学会など多くの学会会員で活躍。「家蚕及び近緑動物に於ける細胞学的研究」など約60編の論文がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川口栄作」の解説

川口栄作 かわぐち-えいさく

1895-1953 大正-昭和時代の養蚕学者。
明治28年1月1日生まれ。九州帝大助教授をへて昭和8年母校北海道帝大の教授となる。のち宇都宮大学長。カイコの細胞遺伝学的研究で知られた。昭和28年3月1日死去。58歳。静岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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