論文(読み)ロンブン

デジタル大辞泉 「論文」の意味・読み・例文・類語

ろん‐ぶん【論文】

論議する文。筋道を立てて述べた文。
学術的な研究結果などを述べた文章。「博士論文
[類語]レポート報告記録実録実記記事手記雑報埋め草ドキュメントルポルタージュ

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精選版 日本国語大辞典 「論文」の意味・読み・例文・類語

ろん‐ぶん【論文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 論議する文。事理を論じきわめる文。議論文
    1. [初出の実例]「第一には記注・記述・論文・檄文・陳説」(出典:万国公法(1868)〈西周訳〉四)
    2. [その他の文献]〔魏文帝‐典論論文〕
  3. 学術的な研究の業績や結果を書き記した文。
    1. [初出の実例]「今は苗族の論文起草中なれど」(出典:報知新聞‐明治三九年(1906)二月二二日)

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図書館情報学用語辞典 第5版 「論文」の解説

論文

個別タイトル,著者名の明示によって識別される著作物.「記事」が事実の報告や解説を指すのに対して,特定の問題を分析し,論じていることが多い.学術的な研究成果のみを対象とするわけではないが,その典型例は学術雑誌の原著論文や学位論文である.論文とみなされるには,どのような主題かということよりも,構成や論じ方,形式や長さなどに一定要件が求められる.

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普及版 字通 「論文」の読み・字形・画数・意味

【論文】ろんぶん

文学について論ずる。唐・杜甫〔春日、李白を憶ふ〕詩 何(いづ)れの時にか、一たび酒して 重ねて與(とも)に細(こま)やかにを論ぜん

字通「論」の項目を見る

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