川崎悦行(読み)カワサキ エツコウ

20世紀日本人名事典 「川崎悦行」の解説

川崎 悦行
カワサキ エツコウ

明治・大正期の社会主義者



生年
明治34(1901)年

没年
大正12(1923)年11月12日

出生地
石川県輪島町

本名
川崎 憲二郎

経歴
永平寺の小僧などをしながら独学で社会主義思想を学び、大正9年上京して暁民会参加。10年検挙され、保釈出獄した11年売文社を開設し、同年創立の共産党に参加して活躍するが、12年の第1次共産党事件で検挙され、収監中獄死した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川崎悦行」の解説

川崎悦行 かわさき-えつこう

1901-1923 大正時代の社会運動家。
明治34年生まれ。大正10年(1921)上京して高津正道らの暁民会に参加。同年日本社会主義同盟の機関紙編集にたずさわる。翌年創立の共産党に入党。12年第1次共産党事件で検挙され,11月12日市ケ谷刑務所で獄死した。23歳。石川県出身。本名は憲次郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android