川立は川(読み)かわだちはかわ

精選版 日本国語大辞典 「川立は川」の意味・読み・例文・類語

かわだち【川立】 は 川(かわ)

  1. かわだち(川立)は川で果てる」の略。
    1. [初出の実例]「見るに付ても歎かはしひ。川立は川とやら、あの術ゆへに心も直らず」(出典:浄瑠璃・田村麿鈴鹿合戦(1741)三)
  2. ( 川で育った者には川がいちばん適している意に解して ) その人の育ちに相応したところに落ち着く意にいう。
    1. [初出の実例]「わしゃァ炭売りのづう国で、信濃者サ。なにか軽井沢のおじゃれにくらひこんで、所に居られず、この山家、成程、川立ちは川とは、よく云ったものサ」(出典:歌舞伎・四天王櫓礎(1810)大切)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む