巡察記(読み)じゆんさつき

日本歴史地名大系 「巡察記」の解説

巡察記
じゆんさつき

三冊

別称 丹波巡察記 佐藤信淵著

成立 天保一一年

分類 地誌

原本 綾部市史編さん室

解説 農学者佐藤信淵が綾部藩主九鬼隆都の招きにより天保一一年四月に来綾、領内を視察し、同七月に領内栗村の客舎でまとめて藩主に提出したもの。各村の地味に応じ綿・茶・煙草などの栽培を勧めるとともに泉源法によって農民自立を促すことを建言。天保期の農村の状況を知るための基本史料。上巻―綾部一二ヵ村、中巻―山裏一四ヵ村・川合七ヵ村・口郡四ヵ村、下巻―中筋七ヵ村・川向小畑五ヵ村・同栗村九ヵ村。

活字本 「綾部市史」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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