ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「工尺譜」の意味・わかりやすい解説
工尺譜
こうしゃくふ
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…これら多種の楽器により,大規模で個性豊かな歌舞が盛んであったが,同時に独唱,独奏も大曲と同じく転調,移調などに妙をみせ,詩や逸話ものこっているほど流行した。唐代には,近世の記譜法の中心となる,管楽器の孔名に由来する音高譜〈工尺譜〉と,文章譜から改良された琴の手法譜〈減字譜〉が登場した。このように,歌舞楽曲以外に,楽理,楽曲,楽譜など優れた水準にあって,日本などにも影響を与えた唐朝音楽も,みずから羯鼓を打ち指揮をとった玄宗の後は,急速に落(ちようらく)し,音楽の主要な場は民間に移った。…
…これら多種の楽器により,大規模で個性豊かな歌舞が盛んであったが,同時に独唱,独奏も大曲と同じく転調,移調などに妙をみせ,詩や逸話ものこっているほど流行した。唐代には,近世の記譜法の中心となる,管楽器の孔名に由来する音高譜〈工尺譜〉と,文章譜から改良された琴の手法譜〈減字譜〉が登場した。このように,歌舞楽曲以外に,楽理,楽曲,楽譜など優れた水準にあって,日本などにも影響を与えた唐朝音楽も,みずから羯鼓を打ち指揮をとった玄宗の後は,急速に落(ちようらく)し,音楽の主要な場は民間に移った。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」