左支右吾(読み)さしゆうご

精選版 日本国語大辞典 「左支右吾」の意味・読み・例文・類語

さし‐ゆうご‥イウゴ【左支右吾・左支右牾】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「支」は、支える意。「牾」は、さからい止める意 )
  2. 左を支え、右を止めること。左右から来る敵、危険などを防ぐこと。〔宋史‐李伝〕
  3. あちこちくいちがうこと。あちらこちらで互いに抵触すること。
    1. [初出の実例]「聯立内閣は異議紛々左支右牾するが故に」(出典:薩長土肥(1889)〈小林雄七郎〉四藩政府即聯立内閣)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android