差し付く(読み)サシツク

デジタル大辞泉 「差し付く」の意味・読み・例文・類語

さし‐つ・く【差し付く】

[動カ四]さおを差して舟が着く。
「かの岸に―・きて降り給ふに」〈浮舟
[動カ下二]さしつける」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差し付く」の意味・読み・例文・類語

さし‐つ・く【差付】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行四段活用 〙(さお)をさして船が岸に着く。
    1. [初出の実例]「かの岸にさしつきて下り給ふに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙さしつける(差付)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android