差し任く(読み)さしまく

精選版 日本国語大辞典 「差し任く」の意味・読み・例文・類語

さし‐ま・く【差任】

  1. 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「さし」は接頭語 ) 任命する。派遣する。一説に、期待する。
    1. [初出の実例]「剣(つるぎ)太刀 腰に取り佩(は)き あしひきの 八峰(やつを)踏み越え 左之麻久流(サシマクル)(こころ)(さや)らず 後の代の 語り継ぐべく 名を立つべしも」(出典万葉集(8C後)一九・四一六四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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