差し扇(読み)サシオウギ

デジタル大辞泉 「差し扇」の意味・読み・例文・類語

さし‐おうぎ〔‐あふぎ〕【差し扇】

扇をかざして顔を隠すこと。また、その扇。
「この上は―をのけられ候へ」〈謡・藤栄〉
儀式などの際、女官がかざして顔を隠す檜扇ひおうぎ
能の舞の型の一。左・右と二歩後退しながら扇を右側から大きく上げ、前方に水平に出す。

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