二歩(読み)ニフ

デジタル大辞泉 「二歩」の意味・読み・例文・類語

に‐ふ【二歩】

将棋で、禁じ手の一。同一の筋に味方の歩を二つ置くこと。

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精選版 日本国語大辞典 「二歩」の意味・読み・例文・類語

に‐ふ【二歩】

  1. 〘 名詞 〙 将棋で、禁じ手の一つ。歩がある縦の同じ筋に、もう一枚歩を打つこと。
    1. [初出の実例]「とんだ時二歩をめっける下手しゃうぎ」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和六(1769)九月二五日松三)

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知恵蔵mini 「二歩」の解説

二歩

将棋において、同じ縦列(筋)に自分歩兵を2枚置くこと。二歩を打った時点で負けとなる禁じ手で、将棋の反則としては最も多く起こる初歩的なもの。一般に、同じ局面が繰り返し現れてしまう「千日手(せんにちて)」が増えてしまうことが、二歩を禁じている理由とされる。2015年3月8日に放映された「第64回NHK杯テレビ将棋トーナメント」準決勝で、プロ棋士としては珍しく、二歩で勝負が結着した。

(2015-3-11)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の二歩の言及

【将棋】より

…(5)相手の王を詰めれば勝ちだが,不注意で王が取られた場合は,取られたほうが負けとなる。(6)同じ縦の列に味方の歩を2枚置く〈二歩〉は禁じられている(図8のa)。(7)歩を打って王を詰めてはいけない(打ち歩詰め)。…

※「二歩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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