差し縫ふ(読み)サシヌウ

デジタル大辞泉 「差し縫ふ」の意味・読み・例文・類語

さし‐ぬ・う〔‐ぬふ〕【差し縫ふ】

[動ハ四]縫う。
「鮮やかなる花のいろいろ、似つかはしからぬを―・ひつつ」〈総角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差し縫ふ」の意味・読み・例文・類語

さし‐ぬ・う‥ぬふ【差縫】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「さし」は接頭語 ) ぬう。
    1. [初出の実例]「盛り過ぎたるさまどもに、あざやかなる花のいろいろ、似つかはしからぬをさしぬひつつ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android