差し縫ふ(読み)サシヌウ

デジタル大辞泉 「差し縫ふ」の意味・読み・例文・類語

さし‐ぬ・う〔‐ぬふ〕【差し縫ふ】

[動ハ四]縫う。
「鮮やかなる花のいろいろ、似つかはしからぬを―・ひつつ」〈総角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差し縫ふ」の意味・読み・例文・類語

さし‐ぬ・う‥ぬふ【差縫】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「さし」は接頭語 ) ぬう。
    1. [初出の実例]「盛り過ぎたるさまどもに、あざやかなる花のいろいろ、似つかはしからぬをさしぬひつつ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android