デジタル大辞泉 「己が衣衣」の意味・読み・例文・類語 おの‐が‐きぬぎぬ【▽己が▽衣▽衣】 《掛け合っていた着物を、朝になって男女がそれぞれに着るところから》共寝の朝の別れ。「しののめのほがらほがらと明けゆけば―なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「己が衣衣」の意味・読み・例文・類語 おのが【己が】 衣衣(きぬぎぬ) ( 男女がひとつに重ねて寝ていた衣(きぬ)をそれぞれ引き離して着る意 ) 共寝の男女が起きて別れること。[初出の実例]「しののめのほがらほがらと明けゆけば、をのがきぬぎぬなるぞ悲しき〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六三七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例