百科事典マイペディア「巻掛伝動」の解説 巻掛伝動【まきがけでんどう】 二つの車にベルト,鎖,ロープなどをかけて動力を伝達すること。歯車伝動などに比べ軸間距離を長く,かつ自由にとることができ,安価である。→ベルト伝動→関連項目減速装置|伝動装置 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
世界大百科事典 第2版「巻掛伝動」の解説 まきかけでんどう【巻掛伝動 wrapping transmission】 回転する軸に取りつけた車に,ベルト,鎖,あるいはロープのような可撓(かとう)性のある長い物体を巻きつけて動力を伝達する方法の総称。ベルトによるものをベルト伝動,鎖によるものを鎖伝動,ロープによるものをロープ伝動と呼び,またベルトを巻きつける車をプーリー(またはベルト車),鎖を巻きつける車を鎖車(またはスプロケット),ロープを巻きつける車をロープ車(または綱車)という。いずれも動力を伝達する2軸間の距離が長いときに,伝動装置の重量,容積が歯車伝動装置などに比べて少なくてすみ,価格も安いので有利となる。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報