巻目(読み)まきめ

精選版 日本国語大辞典 「巻目」の意味・読み・例文・類語

まき‐め【巻目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紙などをまいてまきおえた端。また、まいた個所
    1. [初出の実例]「いと細く巻きて、結びたる、まきめはこまごまとくぼみたるに」(出典:枕草子(10C終)二九四)
  3. (うず)のようにまいているところ。
    1. [初出の実例]「又手の跡を写されたと云ふ紙なども手の筋のうつり、指の巻めの跡と云ひ」(出典:古道大意(1813)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android