市場別価格付け(読み)しじょうべつかかくづけ(その他表記)Pricing to Market; PTM

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市場別価格付け」の意味・わかりやすい解説

市場別価格付け
しじょうべつかかくづけ
Pricing to Market; PTM

輸出企業がそれぞれ市場の情勢,市場戦略に応じて価格付けを変えること。具体的には,市場の需要,季節性,為替レート,政治状況という特殊事情を考慮し,市場シェア確保などの企業戦略に基づいて行なわれる価格付けのこと。たとえば,新規に参入する市場については,市場シェアの拡大を優先するために低い価格で対応するとか,日本の場合,円高に対し市場シェアを維持するために価格の引き上げを行なわない場合などがある。このような価格付けの結果,企業の利潤率は市場ごとに異なることになる。これが,ダンピング訴訟問題を引き起こす場合もある。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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