布川(読み)ふかわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「布川」の意味・わかりやすい解説

布川
ふかわ

茨城県南部、北相馬郡(きたそうまぐん)利根町(とねまち)の中心地。旧布川町。江戸時代は佐倉藩領。『利根川図志』の著者赤松宗旦(そうたん)ほか書家、狂歌師俳人などが輩出して地方文化も栄えた。近年は、利根川の対岸布佐(ふさ)駅(千葉県我孫子(あびこ)市)からJR成田線を利用する通勤者も増加している。

[櫻井明俊]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の布川の言及

【利根[町]】より

…利根川北岸の低地を占める。中心集落の布川(ふかわ)は江戸時代,利根川水運の河港として栄えた。河港の廃止などで人口減少が続いたが,1970年代に住宅地が開発され,人口が増加した。…

※「布川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android