利根町(読み)とねまち

日本歴史地名大系 「利根町」の解説

利根町
とねまち

面積:二五・〇二平方キロ

郡東部、県南端に位置。北は龍ケ崎市、西は小貝こかい川を境として取手とりで市、南西・南は利根川を隔てて千葉県、東は稲敷いなしき郡。北辺の一部が取手小文間おもんまから続く台地、西南部の利根川縁が布川ふかわ台地となっているほかは沖積低地で、水田が広がる。町域中央を新利根川東西にほぼ貫流し、龍ケ崎市の豊田とよだ堰で小貝川から取水する豊田南用水が新利根川の南を並行して流れ、北部には豊田北用水がある。

明治二二年(一八八九)四月一日の町村制施行によって北相馬郡奥山おくやま村・大房だいぼう村・押戸おしと村・立木たつぎ村が合併して文間村、大平だいへい村・横須賀よこすか村・早尾はやお村・羽根野はねの村・上曾根かみぞね村・下曾根村下曾根新田松木まつのき村・押付おしつけ新田・中田切なかたぎり村・行徳ぎようとく村が合併してふみ村、そう新田・加納かのう新田・東奥山ひがしおくやま新田・立崎たつざき村・中谷なかや村・福木ふくのき村・羽中はなか村が合併して東文間村、布川村は単独で布川町となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「利根町」の意味・わかりやすい解説

利根〔町〕
とね

茨城県南端,利根川に面する町。 1955年布川 (ふかわ) 町と文間 (もんま) ,文 (ふみ) ,東文間の3村が合体して発足。利根川と小貝川の合流点付近にあり,中心集落の布川はかつては利根川水運の河港として繁栄した。水田を中心とする農業地帯で,宅地化も著しい。対岸の千葉県我孫子市とは栄橋で結ばれる。徳満寺曼荼羅 (まんだら) は重要文化財。面積 24.86km2人口 1万5340(2020)。

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