布良村(読み)めらむら

日本歴史地名大系 「布良村」の解説

布良村
めらむら

[現在地名]館山市布良

相浜あいのはま村の南に位置し、西は海に臨む。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録には「布ら村」とみえ、高五三石余(うち田一四石余)、同一五年の里見家分限帳では里見氏の直轄地。正保郷帳では田高九石余・畑高五二石余で、旗本高木領。享保一二年(一七二七)の安房国村々助郷請帳(岩崎家文書)、元文村高帳では幕府領。天保一三年(一八四二)武蔵忍藩領となる(同一四年忍藩領郷村高帳)房陽郡郷考でも同藩領で、家数二五一。嘉永六年(一八五三)備前岡山藩の預地となり(同七年「岡山藩房総預地村高帳」池田家文庫)、旧高旧領取調帳によると幕末は旗本深谷領で、明治元年(一八六八)館山藩領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android