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潮流 チョウリュウ

デジタル大辞泉の解説

ちょう‐りゅう〔テウリウ〕【潮流】

潮の流れ。海水の流れ。特に、潮汐(ちょうせき)によって生じる海水の流れ。
時勢の動き。時代の傾向。「時代の潮流に乗る」

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百科事典マイペディアの解説

潮流【ちょうりゅう】

潮汐(ちょうせき)に伴って起こる海水の周期的な水平運動。海岸付近または海峡の潮流はほぼ一定の方向,およびそれと逆の方向に流れ,周期的に流向を転ずる。これを転流といい,転流に際して海水がほとんど流れないときのことを憩流という。多くの場所では1日に一方向に2回,反対方向に2回流れ,憩流が4回あり,転流から転流までは平均して6時間12分。特殊な場所では憩流が2回しかない。沖合では潮流は時とともに流向,流速を変じ,左回りまたは右回りに回転して憩流を示さない。多くの場所では流向は1日に2回転し,1回転に要する時間は平均して12時間25分。ところによっては1日に1回転しかない。潮流の性質は海底および海岸線の地形によって著しく影響を受ける。潮流の変化の周期は潮汐の周期と同一であるが両者の関係は複雑である。海岸近くでは満干潮時にほぼ一致して転流する場合と一定の時間ずれののち転流する場合とがある。
→関連項目潮汐摩擦潮流信号所

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうりゅう【潮流 tidal current】

潮汐に伴う流れを潮流といい,黒潮などの海流と区別される。潮汐により水位が時間とともに変化するのにつれて,潮流も変化する。水位の記録を調和解析して,半日,1日,およびそれより長い周期をもつ多くの分潮に分けるように,潮流記録についても,その東西成分,南北成分などを調和解析して,多くの分潮流に分ける。各分潮の東西および南北成分を合成した流速ベクトルは,時間とともに変化し,その基点を1点にそろえたときにその先端が描く曲線,すなわちホドグラフは楕円となる。

ちょうりゅう【潮流】

1946年1月,吉田書房(のち潮流社)から発行された月刊総合雑誌。群馬県伊勢崎市の印刷工場主吉田庄蔵の手で創刊された。創刊号の特集テーマは〈日本民主主義は如何に確立すべきか〉であった。その後も毎号特集形式をとり,井上晴丸宇佐美誠次郎の共同研究《国家独占資本主義論》は,のち単行本にまとめられ話題となった。しかし,第2次大戦の敗戦直後の民主主義昂揚期がもたらした総合雑誌ブームが去った50年3月号で廃刊となった。

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大辞林 第三版の解説

ちょうりゅう【潮流】

潮の流れ。
海の干満によっておこる海水の流れ。一日に二回ずつ、その流れの方向が逆になる。
時勢の動き。時代の流れ。 「時代の-に乗る」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

潮流
ちょうりゅう
tidal current

地球と月・太陽の間の引力と遠心力によって海水に起潮力が働き、海水は水平方向に引っ張られて動く。この動きが潮流である。海水はある場所には集まって海面を高め(上げ潮)、別の場所では流れ去って海面を下げる(下げ潮)。海水が起潮力によって上に引っ張られて海面を高めるのではない。海面の高さの変化が潮汐(ちょうせき)であり、それを引き起こす海水の水平方向の動きが潮流だから、潮流も潮汐ももとは同じ現象である。潮流の速さは、外洋では毎秒10センチメートル程度であるが、陸の近くでは地形の影響を受けて毎秒1メートル以上になる所もある。海流と違って、潮流は速さも向きも決まった周期で変わる。また、基本としては、海面から海底まで同じ速さで同じ向きに流れる。[高野健三]

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