希土類元素存在度パターン(読み)きどるいげんそそんざいどパターン

最新 地学事典 の解説

きどるいげんそそんざいどパターン
希土類元素存在度パターン

rare earth element abundance pattern

試料中の希土類元素(REE)存在度を隕石中のそれで割った(規格化した)値を,LaからLuまでの原子番号順に片対数グラフにプロットした図。REEパターンとも。増田彰正(1962)とC.D.Coryell et al.(1963)によって独立に提案されたのでMasuda-Coryellプロットとも呼ばれる。地殻を構成する岩石は軽希土類元素に富む直線に近いパターン(液体型),マントルに由来する岩石は相対的に軽希土類元素に乏しい湾曲したパターン(固体型)をもつことが多い。これは化学的な性質の類似した希土類元素のイオン半径が,LaからLuへ連続的に小さくなることの,マグマ作用への反映である。存在度の規格化には,試料が火成岩の場合は普通コンドライト隕石の値が使われるが,試料が堆積岩の場合はNorth American Shale Composite,試料が隕石の場合はC1コンドライト隕石の値が使われることもある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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