師走狐(読み)シワスギツネ

デジタル大辞泉 「師走狐」の意味・読み・例文・類語

しわす‐ぎつね〔しはす‐〕【師走×狐】

師走ごろのキツネ。鳴き声が特にさえて聞こえるという。
「―の如く、こんこんといふほど張ってござる」〈狂言記末広がり

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精選版 日本国語大辞典 「師走狐」の意味・読み・例文・類語

しわす‐ぎつねしはす‥【師走狐】

  1. 〘 名詞 〙 師走の頃の狐。そのなき声がこんこんと特に冴(さ)えて聞こえるという。
    1. [初出の実例]「師走狐(シハスギツネ)のごとく、こんこんといふほどはって御ざる」(出典:狂言記・末広がり(1660))

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